流星ワゴン 美代子の原作での性格は?
◆美代子の原作での性格はドラマと比べてどうなってる?
ドラマ「流星ワゴン」では、
美代子はとても感情の起伏が激しい
設定になっていると思います。
第3話の一雄とのやりとりで、
それがよくわかりました。
あのシーンはとても良かったですよね。
私はつい何度も繰り返し見てしまいました。
ところで、原作の美代子も
感情の起伏が激しい女性なのでしょうか。
こちらでは原作の美代子の性格について
思うことを書いてみたいと思います。
◆原作「流星ワゴン」の美代子の性格
原作「流星ワゴン」での美代子は
ドラマのイメージと少し違います。
一雄との第3話の言い合うシーンは
実際に原作でも部分的に切り取った形
にはなりますが、割りと正確に存在しています。
セリフなんてほぼ同じです。
特に、
「酔ってるんだったら、お風呂に入って冷たいシャワー浴びてきて。酔ってないんだったら、明日、病院に行ってきて」出典:重松清「流星ワゴン」
の前後の一雄と美代子のセリフは
ほぼ同じで、小説を読んでいる私にとっても
とても好感の持てる脚本だなと思いました。
やっぱり原作で、ここは外してほしくない
といったシーンが、そのまま使われて
いるのってとてもうれしいものなんです。
特にドラマ「流星ワゴン」は
原作とは著しく異なるので、
随所に小説の名フレーズがあると
原作とドラマをいったりきたりできるので
時間があれば原作を読まれることをおすすめします。
割りと分厚い本ですが、
内容は簡単なのでスラスラ読めると思いますよ♪
◆話を戻します…
うっかり脱線してしまいましたが、
このシーンでは原作ではドラマのように
美代子は一雄に怒鳴っていません。
この小説の中で、このシーンが
美代子の一番きついところが出るシーン
なのですが、それでも原作では、
美代子は席を立って、僕をにらむ。
出典:重松清「流星ワゴン」
止まりになっています。
終始一雄に気を使い、
一雄が声を荒らげた時にはおどおどとして
一雄をなだめにかかるのですが、
(一雄が未来の出来事を話していらつく時など)
しょっちゅうおどおどしているのではなく、
自分の男性関係の依存症についても、
罪の意識は感じているものの、
なにかしら達観しているといういか、
自分の運命的な捉え方をしているようで、
一雄と話している時も、
そんなに悪いことをしているという風ではありません。
多分そこのところが依存症や病気と
言われるゆえんだと思います。
ただ、このように少し抜けていて
女性らしい性格は原作の中でもとても
色気がただようものであり、
それゆえ原作に書いてある
あちらの激しいシーンでは
私は思った以上に興奮してしまいました。
(原作では無いと思いますが・・・)
今度読んだら、井川遥さんと
美代子が重なるんだろうな~
と思うともう一度読んでみたい気になりますよね。
これは原作→ドラマ→原作の
おいしいとこ取りだと思います。
原作があるドラマに人気が集中するのは
案外このようなところにあるのかもしれません。
◆まとめ
脱線ばかりしてしまいましたが、
美代子の原作の正確は極めておだやか。
ドラマの井川遥さんのように
激しく怒鳴ったりはしないですし、
出来る性格でも無いと思います。
ドラマでは美代子の性格を
どのように表現してくれるのか
そこのところもドラマ「流星ワゴン」の
見どころの一つですよね♪
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